学習塾を起業なさった方へ、サプライズプレゼントをしたいご友人様からお話をいただき制作いたしました。

一画と一画の間の”つなぎの線”も目に見えるように、一筆で書くことにこだわりました。
普段はみえない”つなぎの線”こそ、書では次の一画が入る位置や、角度、流れを生む大切な役割を果たしています。

受験生活は、長いマラソンのようだったと思い出します。
模試や夏期講習だけピンポイントでなく、日々の積み重ねや鍛錬が大切で、
その目に見えにくい積み重ねを生徒さんは続け、塾長は教え励ましてサポートをしていく。
そんな姿を”つなぎの線”を持った文字を重ね、制作をいたしました。

また、この字は途中で墨を付け足さず、最後は絞り出すように筆を進めます。
これも、試験の最後の一秒まで力を振り絞るようなイメージで書きました。
この字が、生徒さんを応援できる存在になりますように…。

大切な方を祝福したい、という粋なアイディアに、書道家として力になれたことが嬉しいです。

さっそく塾で飾っていただきました！
http://school-telacoya.com/2018/05/31/blog-104/