偏とつくりからなる字は、どことなく相方感を感じます。
（仲のよい同性の友人、漫才コンビみたいなイメージです。恋人とか夫婦ではないんだな。）
決して50対50ではない。
存在感も、大きさも。
ひっぱる人、ついていく人。
ボケとつっこみ、のような感じ。
この字は昔苦手だったのですが、
真半分のスペースに書かないで、
つくりを突出させることで安定ポジションを見つけました。
字を美しく書くのに文字の大きさをそろえることは重要なのですが、
脳内漢字練習帳の枠を取り外す。
そんなことも文字によっては必要です。
おもしろいのは、
同じ偏でも横に並ぶつくりによって、またポジションも変わるということ。
例えば、Ａさんと一緒にいるときは末っ子気質になるけれど、
Ｂさんと二人の時には仕切りキャラになる。
みたいな感じです。