書道家 飯田峰空 喜怒哀楽

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2018/03/10

前回の九に似ているようで、少し違う「丸」の文字。

見た目には点がついているかそうでないかの違いだけなんですが、

だいぶ印象が違います。

 

この文字は丸や輪を意味するのに、私が思う見た目のイメージは「正三角形」。

広がっている線の頂点を結ぶと正三角形に見えてきませんか?

そのなんともあまのじゃくな所が可愛らしく思います。

 

もちろん、その可愛らしい部分が出るように意識して書いています。

あと、二画目の横線や下のはねの直前の横線もなるべく、

正三角形に結んだ線の上にあると気持ちいいので、そのように書いていますね。

 

ちなみに、前回の「九」のように、

二画目を長く書いてしまうとなんとなく、三角形の印象が薄れてしまうのです。(右の写真)

なので、丸の字を書く時は二画目は短めに書いています。